音を聴きたくて新幹線に乗った
LuckyKilimanjaroのライブを見に仙台まで来ている。
色んなライブが中止や延期になって悲しかったけど、最近は悲しくすらなくなってきて、まあしょうがないかって思うようになっていた。
しょうがなくないね、なくしちゃいけないね。
わたしは仙台に来るのが初めてかもしれない。
宮城のフェスには来たことがあるので、もしかしたら初めてじゃないかもしれない。
どうだったかな。思い出せないけど、わたしの中にはあるはずだから思い出せなくてもいいね。
友達が温泉に行きたいと言うので、いい感じの温泉宿に泊まっている。
わたしは温泉が苦手だ。
湯に浸かるのも、他人と裸体で向き合うのも苦手だ。
「裸の付き合いは互いの仲を深める」と言う人も苦手だ。
深まるか深まらないかは本人次第だし、そもそもそんな場で深めたくはないし、裸も湯も関係ない。
プールや温泉の更衣室も苦手だ。
どこを踏んで歩みを進めたら良いのか分からない。
落ちている髪の毛の持ち主を断定できないのも怖い。
ロッカーや脱衣カゴの隅っこや隙間は、ちゃんと掃除されているのだろうか。
何かが溜まっているかもしれないと思うと怖い。
自分で管理できない共同の水場は、汚れの正体が分からな過ぎる。
どこから来た汚れなのか、どれくらいの期間溜まっているのか。
基本的にはわたしがその場の汚れを掌握していたい。
自宅は汚れを掌握できているので、多少汚れていても問題なく生活ができる。汚れも全貌が見えてしまえば怖くはない。
恐怖は、自分にとって理解できないことや、未知なことに対して抱くものなんだよな。
この宿は、各部屋に浴室がないので大浴場に行かなくてはいけない。
いちばん綺麗で人がいないであろう朝に体を洗おうと思う。
友達は温泉が好きなので、チェックインしてからすでに2回も温泉に入りに行った。
その気持ち、理解できないこともないので怖くはない。
わたし自身温泉を楽しめなくても、温泉宿に泊まることは好きなので、気にせず楽しんでもらいたい。
卓球も好きだ。夕食後に1時間ラリーをし続けた。
一昨年のライジングサンの帰りにもスポッチャに寄って卓球をした。
わたしたちは素人枠ではそこそこな腕を持っていると思っている。違ったらごめん。
2回目の温泉から帰ってきた友達が、夜の露天風呂には虫が寄ってくることを教えてくれた。
水場の虫、怖すぎるので露天風呂にはもう二度と入れないかもしれない。
明日はいよいよライブだ。
ずっとずっと踊りたくてこの日を待っていた。
ラッキリはみんなで踊ろうよって言い続けてくれるから好きだ。
音楽を止めるな、鳴らし続けよう、踊り続けよう。
そうだね。