1人で書いて1人で気付いてる

 北海道の空や風や匂いが夏を感じさせてくる。清々しい気持ちだ。

 

わたしの家は緑が増えて夏になった。

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わたしは花も好きだが、花より緑の方が好きみたいだ。

色んな種類の花に囲まれているときよりも、家での毎日が心地良い。

アシタカはタタラ場で生きていくけど、わたしは森で生きていく方が良いのかもしれない。

山犬と駆け回りたい。サンみたいに早く走れるだろうか。

 

無理だ。何年も本気で走ってないし、何より虫が苦手だ。

学生時代のキャンプ場合宿では、水周りで虫に遭遇するのが怖すぎて、2泊3日お風呂に入れなかった。

清潔を維持することよりも、虫との接触を避ける道を選んだ。

文明が破綻した時に、真っ先に死ぬのはわたしのような人間だろう。

 

わたしが面と向かって戦える虫はコバエだけだ。

コバエを捕まえるのが得意なので、パートナーからコバエハンターと呼ばれている。というか呼んでもらっている。完全な自称だ。

しかしウツボカズラがうちに来て、虫の捕食を開始したので、コバエハンターの出る幕はなくなった。

呼吸をして排泄をするだけの生物に戻ってしまった。

 

それは言い過ぎだった。

昨日は漬物をつけた。

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テーブルクロスも夏仕様に変えた。涼しげで気持ち良い。

 

わたしは布が好きだ。

世の中かわいい布が溢れすぎていて困る。かわいい布に囲まれて眠りながら死にたい。

 

布団もとてもかわいいので、ベッドに入る度に幸せな気分になる。

「ここで、この布に包まれて、わたし幸せ」って思って眠る。

ニヤニヤして布団に入るので結構気持ち悪いかもしれない。

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客観的には気持ち悪くても、わたしの気分は抜群に良いので無問題だ。

 

やはり好きなものに囲まれて生きるのは最高。

家での生活に重きを置くようになって、いかに心地良く暮らせるかを考えるようになった。

心地良さとは、便利さや使い勝手の良さでもある。

そして「見たり触ったりした時、気持ちが高まるのと同時に、穏やかであたたかなものを感じられること」でもあると思う。

 

ひとたび街へ出掛けると、キラキラの額縁や、ガラスのペーパーウェイト、カラフルなお皿が目に入ってくる。

「素敵だな」と思うもののアンテナが増えたことが嬉しい。

 

アンテナを増やすのは楽しいけど、想像以上に疲れる。

疲れることを知っているので、これ以上は踏み込まないようにしようと思うことがよくある。

ラジオがそのひとつだ。

前みたいに面白い番組を探して聞き漁ることはなくなった。楽しいけど疲れるから。

今は気が向いた時に吉岡里帆のラジオを聞いている。言葉選びが丁寧で心地良いから。

 

待って、心地良さって大事すぎ。

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気付いちゃったね

 

お題「わたしの癒やし」