いつだって本気の顔付き

わたしはここ数日、自分が高熱を出している事だけを書いていた。

なんてしつこいんだ、もういいだろうに。

 

今日も高熱は続くが、そればかり書いているわけにもいかない。

熱が下がってしまった時には、他に何を書いて良いのか分からなくなっているだろう。既に「下がってしまった時」などと、わたしの脳が認識を間違えている。

高熱を自分の一部に取り込むにはまだ早すぎる。回復を目指すべきだ。

 

「免疫力を上げる食事」で検索する。

やはりバランスが全てか。そして良質なたんぱく質

そんなことは何年も前から知っている。知っているけどできないのだ。

できないから調べているのに、わたしができないということを無視して、みんな同じことを言ってくる。

食事のバランスを考えるような丁寧な暮らしなんて、かろうじて生命を宿しているだけのわたしにできると思っているのか。パターンを見せてくれよ。

 

食事だけではない。睡眠のパターンももっと見せて欲しい。

わたしはベッドやソファや床で、仰向けや横向きやうつ伏せになって眠るしかないのか。

これがあるではないか。

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ぷかぷか眠ろうね

これをどうにかして睡眠のパターンの一つとして採用してほしい。誰に頼めば良いのだろう。誰が作ってくれよう。ここにはアンブレラ社はないし、アリスのクローンを作る必要もないわけだ。

 

最近はこのアイデアが頭から離れないので余計に眠れない。

この中で気持ち良さそうに眠っているところを想像して、現実の寝心地の悪さとのギャップに苦しくなって眠れない。ギャップというものはいつだって人の心を鷲掴みにして苦しめるのだな。

忘れよう。わたしが死ぬまでに叶うこともなさそうだし、忘れるしかない。

現実を受け入れてひたむきに眠りと向き合おう。それが生きる道だ。

 

自分の眠りと本気で向き合っている横で、今日も聖火ランナーがトーチキスをしている。

わたしはスポーツに興味がないし、声をあげて他人を応援する気持ちがあまり湧かない。サッカーや野球を観に行ったことはあるが、フライドポテトやビールが好きなだけだ。羽生くんを好きになったこともあるが、申し訳ないくらい不純な気持ちが混じっていた。

それでも選手たちが懸けているものを、蔑ろになんてできないことくらいは分かる。

「選手を応援したい」と「オリンピックを中止にすべき」という意思は両立すると思っている。

緊急事態宣言の最中、毎日100人近くが亡くなっている。2ヶ月後に予定通りオリンピックが開催された時、何人の人が命を落とすだろう。

世界最大の平和の祭典は、本当に国民に勇気と希望を与えることができるだろうか。

 

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それはどない〜やろね〜

今週のお題「やる気が出ない」