溶けていく肉体と精神

仕事を辞めて1ヶ月を過ぎたGW。しかももうGWでもないじゃないか。ただの平日だ。

 

仕事がないというのは休日や祝日がないということなんだな。何のメリハリもない生活は大抵お昼過ぎから始まる。眠たかったらあともう少し、夕方まで眠る。

 

睡眠時間が足りないのも問題だが、多過ぎるのも問題なのだろう。

ここのところ身体の調子が優れない。

身体はだるいし、悩んだり病んだりするわけではないが気持ちの波がピタリと止まっている。陽の光も浴びていないので今が何日で何曜日で何時なのか、しっかり時計を見て時間を意識しないといけない。

 

外に出た方が良いな、絶対にそうだ。

でも何もしたくない、顔を洗って化粧水を塗ったり何なりして日焼け止めを塗って、この強く絡みついた髪の毛を何とかしなくてはいけないし、何日も着てる上下セットのジャージも着替えた方が良い。

それに何がしたくて外に出るんだ?

外に欲しいものなんてないし、誰かと会おうとする気力は早い段階で奪われた。

そうは言っても散歩に行かなくては。無意味なことは分かっていてもジャージの上だけ着替えていざ外に出る。犬を連れていると、犬を連れている他人とのコミュニケーションが生まれる。今のわたしには無理だ。以前のわたしや、未来のわたしなら問題ないが今はとても無理だ。誰とも話したくないし、微笑んで会釈すらもしたくない。

これは多分、負のスパイラルに陥っている。

 

念のためパートナーに1ヶ月体を洗わなくても良いか聞いたら「痒くなっちゃわないか心配だけどいいよ」と言われた。身体はなるべく毎日洗おう。整容への意識まで失ったら文化ある人間としての生活はもはや出来ないだろう。

 

体調が優れないのは、このいかにも不健康な生活からは容易に想像がつく。なるべくしてなっているのだ。

しかし一つ理由を挙げるとすればハウスダストアレルギーの悪化と言えよう。我が家は犬が2匹いるため毎日の床掃除は怠らない。だが2匹目の犬がやってきた3月末辺りからわたしの体調はすこぶる良くない。犬アレルギーなのかもしれない。明日病院に行こう。行かねばならない。

この不調から早いこと脱しなくては、今の活動量より負荷のかかることは出来なくなっていくだろう。

 

同じ時期に退職した友人は、温泉などに行きこの休みを謳歌しているらしい。なぜわたしは基本的な部分が「誰とも話したくないし、どこにも行きたくない」になってしまうのだろう。暗い、暗すぎる。

 

いや、そもそも本当にわたしは暗い人間なのか。今が不調なだけではないか。どうだったろう。とにかく明日は病院に行こう。

 

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シピンも溶けていくよ

今週のお題「おうち時間2021」