わたしが何だかんだパートナーと暮らしている理由

パートナーと出会って3年になる。

これから何かが起きて別れるかもしれないし、結婚したくなったらするかもしれない。

わたしは彼と付き合い始めてから何度もこいつで良いのか?と考えた。考えまくった。他の人のことも考えた。今まで付き合った人、出会った人、これから出会うかもしれない人のこともたくさん考えた。人生を共に過ごしてくれる人が欲しかったので、性別はどうでも良かったのかもしれない。

今でもよく考えて迷っているが、迷う回数は減ってきたように思う。

 

彼の良さは何と言っても、偏見や差別が少ないところだ。言葉や行動で誰かを傷つけるところは見たことない。

わたしよりも9歳年上だが、わたしはもちろん、会社の後輩にも先輩風を吹かしたことがない。年上でも年下でも敬語を使い、大抵”さん”付けで呼ぶ。おいおいもっとフランクに行こうぜ?と悩んだことすらあったが、今はそこが良いと思えるようになった。対応を変えないというか変えられないので、最近生まれた甥っ子とどう接したら良いか分からないらしい。彼は世代別のコミュニケーション能力やスキンシップ能力を持ち合わせていないのだ。

年齢や性別で対応を変えないというのは意識しても簡単にできることではない。わたしは年上には基本ナメた態度で接してしまうし、年下は報復が怖いので優しくしてしまう。これは特に変える気はないけれど、彼のことは偉いな凄いなと思っている。

 

わたしの存在自体を全面的に肯定してくれているところも良い。

世間的に言う女性的なことを一つも要求されたことがない。「苦じゃない人がやれば良いんだよ」とわたしよりも早く起きてくれるし、ほとんどの家事を積極的にやってくれている。朝と家事全般が苦痛なわたしが快適に生活できているのは彼のおかげだろう。

わたしが仕事をやめると言ったときは、保険や手当などの諸々の手続きを代わりにやってくれた。手続きや書類が苦手なわたしにはこんな心強いことはない。

 

パートナーのことを書いていると、一体わたしは何をして生きているんだ?と思う。本当に何をしているのか分からなくなったので聞いてみたら「え?半々くらいじゃない?」と言ってきた。アホなのかもしれない。

確かに、買い物をお願いすると絶対何か買い忘れるし、マップを使っても目的地にスムーズに着いたことはほとんどないし、この前はソイミートを使ってご飯を作っていたのに追加で鶏天を買ってきた。ねえ、ソイミートの意味は?

 

そんな感じで迷いつつ納得しつつ一緒に暮らしている。今はお鍋でコトコト、チャイティーを作ってくれている。ありがとね。

 

f:id:harahetaharahetap:20210508230417j:plain

カモが好きなんだね