早くお家に帰りたい

実家を出てから4回住む家が変わった。

これまではどうせすぐ引っ越すから、と家具などは最低限、安いものを選んでいた。わたしにとって腰掛の住居はあったかくて、眠れれば良い場所だった。

今の家に引っ越しを決めたのは犬のためでもあるし、自分が帰りたくなる家にしたかったからだ。そうと決めてしまえば、欲しい物にちょっと手を伸ばしてみるのも良いだろうと思った。

脚がかわいいこの世に一つだけのテーブル。絶対に噛まないでね。

馬鹿みたいに重いキノコテーブル。重すぎて配達業者の人と一緒に笑ってしまった。

お気に入りの絵がたくさんある。見てるとウキウキするカラフルな絵たちだ。

キッチンはとても広くて料理をすることが苦痛にならない。そうはいっても料理自体好きではないのでたまにしかしない。仕事をやめて時間はできたけれどそれが何だって言うのだ。好きではないのでしない。それでも生活は成り立つ。

無駄に部屋全体を明るくするLEDの光が苦手なので間接照明で過ごしている。晴れてる日は好きだけど太陽光も苦手だ。

花や木々はあると嬉しいしないと寂しい。世話はできないのでパートナーが全て請け負ってくれている。ありがたい。

わたしは今のところこの家の全てが好きだ。好きなものだけに囲まれて生活するのはなんて心地良いことだろう。

苦手なものや嫌いなことはできるだけ排除していけばいいと思う。耐えるべきことなんかこの世にはそんなにない。

今週のお題「おうち時間2021」